著:クロスファンクショングループ ITエンジニアリング室 プラットフォーム推進部
杵島 正和 26-0605
これまでは、Hyper-V上でのユースカジノ 登録マシンの管理を中心に見てきたが、今回はちょっと踏み込んで実際のユースカジノ 登録マシンのパフォーマンスを見てみようと思う。といっても現状Hyper-Vはベータ版であることも事実なので、あくまでもHyper-Vを考察する上での参考情報としてとらえている。
環境
今回は次のような環境を用意した。
物理サーバハードウェアスペック
・ HP Proliant DL360 G5
CPU:Intel Intel クアッドコア インテルXeon プロセッサーE5335 :2.0GHz(ユースカジノ 登録サーバとCPUの個数を合わせるため、物理サーバではCPUの個数の調整を行っている)
Memory:2GB(HYPER-Vサーバのみ8GB)
HDD:72GB×4(Raid 1+0)
ユースカジノ 登録サーバ構成
CPU:2個ないしは4個
Memory:1.5GB
HDD:30GB
OSバージョン
物理/ユースカジノ 登録ともに以下を用意した
ユースカジノ 登録 Enterprise Edition(x86)
ユースカジノ 登録 Enterprise Edition(x64)
テスト用アプリケーション
今回のテストでは、SQL ServerでのTPSを計測している。そのため各サーバにSQL Server 2005 Enterprise Edition(x86/x64)をインストールした。
使用したアプリケーションは「Benchmark Factory for DateBase」を用いて、50ユーザーが接続した場合のTPS値の平均を計測した。
あくまでも参考値としてのデータ取得のため、SQL Serverはすべてデフォルト設定でインストールしている。
(Quest Software Benchmark Factory 概要)
Benchmark Factory はさまざまなワークロードを用いてデータベースシステムの性能や拡張性を擬似的にユースカジノ 登録することができるツールだ。
予め組み込みのワークロードの中から業界標準ベンチマークである TPC-C や TPC-を組み合わせて実行したり、個々のデータベース アプリケーション固有のワークロードをトレースして擬似的なテストを行うこともできる。
テスト実行中のアクティビティはリアルタイム モニタよって統合的な監視が可能である。
テストパターン
次のようなパターンでテストを行った。
物理サーバでのTPS値を計測後後、Hyper-V上で1つだけユースカジノ 登録マシンを動作させて、TPS値を取得。その後、ユースカジノ 登録マシンを同時に4台起動してTPS値を取得する方法をとった。
テスト結果
つぎのような結果になった。
テスト1:CPU2個、Hyper-V上での起動ゲストOSは1つの場合
環境 | ユースカジノ 登録86(物理) | ユースカジノ 登録64(物理) | ユースカジノ 登録86(仮想) | ユースカジノ 登録64(仮想) |
---|---|---|---|---|
TPS値 | 8446 | 9488 | 7062 | 6938 |
テスト2 :CPU2個、Hyper-V上で同時にゲストOSを4つ起動していた場合
環境 | ユースカジノ 登録86(仮想) | ユースカジノ 登録64(仮想) |
---|---|---|
TPS値 | 6485 | 6457 |
テスト3: CPU4個、Hyper-V上での起動ゲストOSは1つの場合
環境 | ユースカジノ 登録86(物理) | ユースカジノ 登録64(物理) | ユースカジノ 登録86(仮想) | ユースカジノ 登録64(仮想) |
---|---|---|---|---|
TPS値 | 10816 | 13324 | 9106 | 9445 |
テスト4 : CPU4個、Hyper-V上で同時にゲストOSを4つ起動していた場合
環境 | ユースカジノ 登録86(仮想) | ユースカジノ 登録64(仮想) |
---|---|---|
TPS値 | 8756 | 9080 |
ユースカジノ 登録化によるオーバーヘッドが若干大きいと思われるが、ベータ版と言うことを考慮に入れると、ある意味妥当な結果ではないだろうか。今回の環境では何のチューニングも施していないので、ある程度チューニングを施せばそれなりに使える環境になるものと推測できる。
RC1 のリリース
このテストを始める直前に、HYPER-V のRC1がリリースになっていたことに気づいた。今回はRC0を使用しているがそのうち、RC1でも同様の内容を試してみたいと思う。
次回予告:ユースカジノ 登録レポート Vol.27 ~ Hyper-V RC その7~