著:クロスファンクショングループ ITエンジニアリング室 プラットフォーム推進部 杵島 正和 18-0319
前回に引き続き、Remoユースカジノ 出金Appについてふれていく。
ファイルの保存先について
前回、RemoteAppはあたかもアプリケーションがクライアントの上で動作しているかのように感じるとレポートしているが、たとえばWordを起動し文書を編集した後、保存しようとしたら、どこにそのファイルは保存されるのだろうか?結論はデフォルトではターミナルユースカジノ 出金バ上の「C:¥ユーザー¥%ユーザー名%¥ドキュメント」に保存されるのである。要するに、クライアント上ではなくユースカジノ 出金バ上に保存されることになる。もちろん、リモートデスクトップ接続でローカルドライブをリダイレクトする設定を許可していれば、クライアント上のローカルドライブに保存が可能になる。クライアントも含めた設計次第ではあるが、クライアントにはアプリケーションだけ配信し、データはすべてユースカジノ 出金バ上という運用が可能になる。
シングルサインオン(SSO)
前回のレポートで、RemoteAppに接続するときに認証があるという話を書いたが、アプリケーションを立ち上げるたびに認証が必要ではとてもわずらわしい。しかし、Windowsドメイン環境にあるユースカジノ 出金とWindows Vistaの組み合わせであれば、設定によって解決が可能である。まず、ドメインコントローラ上のグループポリシー管理コンソール(GPMC)でポリシーの編集を行う。具体的には「コンピュータの構成」-「ポリシー」-「管理用テンプレート」-「システム」-「資格情報の委任」-「既定の資格情報委任を許可する」のポリシーを有効にして、「サーバーを一覧に追加」を表示させ(図1)のように設定する。
TS Web アクセス
あとは、使用したいアプリケーションをダブルクリックすればアプリケーションが起動する。ただし、TS Webから起動する場合はファイルとの関連付けができないため、編集したいファイルを読み込むためには、先にTS Webでアプリケーションを起動してからファイルメニューから開く必要がある。とはいえ、シンクライアントなどの制限された環境で、アプリケーションをインストールせずに利用できるメリットは大きい。この機能を使う上で注意点が1つある。現在のWindows VistaからTS Webに接続すると、(図4)のような画面が表示されてしまい接続ができない。対応策を調べてみると、どうやらWindows Vista SP1で対応されるようである。おそらくWindows Vista SP1を適用することで、リモートデスクトップのバージョンが6.1となり、ユースカジノ 出金への対応も含めた改善がされるようである。
まとめ
ユースカジノ 出金のターミナルサービスにRemoteAppの機能が追加されたことにより、ターミナルサービスの利用用途が拡がったであろう。従来のターミナルサービスよりもシステム管理におけるアプリケーションの展開をさらに柔軟にし、管理にかかるコストを圧縮できるのではないだろうか。
RemoteAppのレポートは今号で終わるが、次号からいよいよユースカジノ 出金本体のレポートをお届けする。