Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneの性能を調べてみた

投稿日: 2024/03/25

はじめに

こんにちは、高橋です。
私が好きなサービスはAmazon ユースカジノ 決済パスワードです。どこからでもアクセスでき、容量は無制限、安価、データが失われるリスクも限りなく低いというとても素晴らしいサービスですね。そのユースカジノ 決済パスワードに昨年のre:invent 2023で、新しいストレージクラスであるAmazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneが発表されました。うたい文句は従来のユースカジノ 決済パスワードの10倍のI/O性能ということでしたので、今回は実際にどれぐらい速いのか試してみたいと思います。

１．Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneとは？

Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One ZoneはAmazon ユースカジノ 決済パスワードに追加された新しいストレージクラスで、ユースカジノ 決済パスワードの中でも最もスループットが高く、レイテンシーも低いものとなります。Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneはシングルアベイラビリティーゾーン構成となっており、データアクセス速度は最大 10 倍速くなるとなっています。Amazon ユースカジノ 決済パスワード Standardと同様にシングルアベイラビリティーゾーン構成のOne Zone-1Aとのスペックを纏めると以下のようになります。

耐久性はイレブンナインでどのストレージも変わりませんが、One Zone-1AとExpress One Zoneはシングルアベイラビリティーゾーン構成なのでアベイラビリティゾーンが全滅する様な大災害が発生したら、データロスのリスクがあります。

2．Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneの作成

ここではAmazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneを作成してみます。
ただ作製は簡単で、通常のユースカジノ 決済パスワード作成のウィザードの中でバケットタイプを「ディレクトリ-新規」を選択し、作成するアベイラビリティゾーンを指定し、「データは 1 つのアベイラビリティゾーンに保存されます」にチェックを入れ、バケットのベース名を入力するだけです。

バケット名にはサフィックスが自動的に付与され、どこのリージョンにあるかすぐわかるようになっています。

3．AWS CLIからの読み書き性能比較

続いてStandardクラスとI/O性能を比較してみます。
テストはAmazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zone があるアベイラビリティゾーンにEC2インスタンスを作成し、そこからAWS CLIのコマンドで1GBのファイルを読み書き(copy)し、それに要した時間を計測します。それを7回実施し、最短と最長時間を切った5回分の平均時間で比較を行います。
結果は下記の通りとなりました。

読み込みに関しては10％程度Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneの方が処理速度が速いという結果が得られ、全体的に少し速度が上がるかなという程度の結果となりました。それに対して書き込みはAmazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneの方が2倍以上の速度で処理が完了し、書き込み性能の方が大きな恩恵が得られるという結果となりました。

4．Mountpoint for Amazon ユースカジノ 決済パスワードを利用した場合の性能比較

Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneは、昨年夏ごろにGAされたMountpoint for Amazon ユースカジノ 決済パスワードにも対応しています。Mountpoint for Amazon ユースカジノ 決済パスワードはEC2やECSインスタンスがユースカジノ 決済パスワードバケットをファイルシステムとしてマウントし、OSコマンドで直接読み書きすることができる機能です。
今回はLinux上でテストをしたいので、まずは下記のようにmount-ユースカジノ 決済パスワードのパッケージをダウンロードしてユースカジノ 決済パスワードバケットをマウントします。

[ec2-user@ip- tmp]$ wget https://ユースカジノ 決済パスワード.amazonaws.com/mountpoint-ユースカジノ 決済パスワード-release/latest/x86_64/mount-ユースカジノ 決済パスワード.rpm
[ec2-user@ip- tmp]$ sudo yum install mount-ユースカジノ 決済パスワード.rpm
[ec2-user@ip- tmp]$
[ec2-user@ip- tmp]$ mount-ユースカジノ 決済パスワード ユースカジノ 決済パスワードexoz--apne1-az1--x-ユースカジノ 決済パスワード(バケット名) /home/ec2-user/ ex-1zone(マウントポイント)
bucket ユースカジノ 決済パスワードexoz--apne1-az1--x-ユースカジノ 決済パスワード is mounted at /home/ec2-user/ex-1zone

では読み書きのテストを実施しようと思いますが、Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One Zoneは小さいファイルのI/Oの方がより効果的と言われているので、今回は1KBのファイルを100個用意して、それをOSのcpコマンドでマウントしたユースカジノ 決済パスワードバケットに読み書きするテストを行います。こちらもそれぞれ7回実施し、最短と最長時間を切った5回分の平均時間で比較を行います(AWS CLIのときも試したかったのですが、I/Oの時間よりそれ以外の待ち時間が長すぎてテストの意味がありませんでした)。

こちらの場合は読み書き共にExpress One ZoneはStandardの2倍の速度で実行されており、言われていた通り速度に関しては十分な優位性があることが確認できました。

さいごに

今回Amazon ユースカジノ 決済パスワード Express One ZoneはI/O性能に優れているという触れ込みを受けて、実際にそうなのかと速度の比較を行いましたが、単純な検証でも一般的なStandardクラスの2倍程度の速度がでることが確認でき、少しでも早く処理をしたいという場合には有用であることが分かりました。これまで多くの場合はStandardクラスを利用してきましたが、今後は用途に応じてExpress One Zoneを選択するのはありだと思います。

ユースカジノ 決済パスワードは、AWSのビジネス利活用に向けて、お客様のステージに合わせた幅広い構築・運用支援サービスを提供しています。
経験豊富なエンジニアが、ワンストップかつ柔軟にご支援します。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。