事例

国立大学法人 静岡大学 様 ユースカジノ 出金手数料

更新

国公立大学では初!全学情報システム基盤をユースカジノ 出金手数料化 ITコスト80%、電力90%、情報漏えいリスク90%もの削減

ITコスト削減、省エネルギー、運用の効率化、スピーディなシステム構築……。さまざまなメリットを求めて、多くの企業でユースカジノ 出金手数料コンピューティングの導入が進んでいる。そんな中静岡大学では、サーバはもちろん、クライアントおよびストレージのユースカジノ 出金手数料化を実現し、目を見張る効果をあげている。さらに、指静脈認証システムを試行的に導入することで、ユースカジノ 出金手数料の課題といわれてきたセキュリティの向上をも実現可能な仕組みを整えている。

課題と効果

ユースカジノ 出金手数料課題
  • 省エネルギー
  • ユースカジノ 出金手数料セキュリティ
  • ITコスト削減
  • BCP事業継続
  • BSAコンプライアンス

全額情報システム基盤をユースカジノ 出金手数料化

ユースカジノ 出金手数料効果
  • 電力90%の削減
  • ユースカジノ 出金手数料漏えいリスク90%の削減
  • ITコスト80%の削減
  • 震度7ユースカジノ 出金手数料スの地震への対応

導入事例インタビューデータ

学校名
学校法人 静岡大学
所在地
静岡キャンパス 〒422-8017 静岡県静岡市駿河区大谷836 / 浜松キャンパス 〒432-8011 浜松市城北 3-5-137
創立
1949(昭和24)年5月31日(旧制の静岡師範学校は明治8年創設)
URL
http://www.shizuoka.ac.jp/新しいウィンドウで開く
  • 国立大学法人 静岡大学 ユースカジノ 出金手数料基盤センター 副センター長 教授井上 春樹 氏

    国立大学法人 静岡大学

    ユースカジノ 出金手数料基盤センター 副センター長 教授

    井上 春樹 氏

導入背景

ユースカジノ 出金手数料が抱える複合的な課題

日本最高峰の富士山と、湾としては日本最深の駿河湾に恵まれた静岡県。静岡大学はその県内2つの政令都市にキャンパスを構える総合大学である。6学部22の学科・課程、大学生約9,000人、大学院生(研究生含む)1,600人、教職員1,200名を擁している。

この静岡大学がIT業界で大きな注目を集めている。全学情報システム基盤にユースカジノ 出金手数料を導入し、卓越した効果を発揮しているのである。ユースカジノ 出金手数料化を指揮した情報基盤センター 副センター長 教授 井上 春樹 氏は「潮流だからユースカジノ 出金手数料を採用したわけではありません。大学が抱える情報システム基盤の複合的な課題解決に、ユースカジノ 出金手数料が適していたからです」と語る。

例えばその課題の1つにはコンプライアンスがあった。違法コピーなどソフトウェアの不正利用が厳しく追及され、静岡大学では何らかの対策が求められていた。同時に、ITコストの削減も迫られていた。そこで、ソフトウェアの利用状況やパソコンの導入台数を確認するために、井上氏は正確な資産管理の調査を開始する。

ここにおいて、予想を大きく超えるパソコンやソフトウェアなどの資産が発見された。「例えば当時3,000台程度と思われていたパソコンが、LAN接続されているだけでも6,000台ありました。スタンドアロンも含めると、おそらく7000台はあったでしょう。この実体が判明したのが2008年のことです」と、井上氏は振り返る。

グリーンITの実現の実現も叫ばれていた。省電力のためにこまめに照明を切るなどの運動を続けてきたが、いっこうに電力使用量は減らない。「この増加もサーバやパソコンが原因でした。IT機器の占める割合が増え、全学の電力使用量を押し上げていたのです」(井上氏)。

もちろん、セキュリティ強化も不可欠であったし、東海地震はいつ発生しても不思議ではなかった。

システム概要

ユースカジノ 出金手数料が包括的に課題を解決

システム概要図

「複合的な課題を抱えており、重要度を付けて順番にできる状況ではありませんでした。ITコストを重視すると、セキュリティのリスクが増加するというように、トレードオフの関係にあります。一気に片付けなければいけません」と、井上氏は説明する。

そこで注目したのがユースカジノ 出金手数料であった。「サーバのユースカジノ 出金手数料化」「パソコンのユースカジノ 出金手数料化」「ストレージのユースカジノ 出金手数料化」さらに「ユースカジノ 出金手数料時代のセキュリティ強化」の4つの戦略をまとめて実行することにした。

そのパートナーとして選ばれたがCTCである。「CTCはユースカジノ 出金手数料の弊害の1つである囲い込みの危惧がありません。私たちの必要とするソリューションを世界中から調達してくる高い能力と技術力があります。また、担当者がアグレッシブで、レスポンスに優れていました」と、CTCを採用した理由を語る。

2009年11月からプロジェクトを開始し、2010年3月からユースカジノ 出金手数料を利用した情報システム基盤が稼働している。

サーバのユースカジノ 出金手数料化

サーバのユースカジノ 出金手数料化においては、プライベートユースカジノ 出金手数料とパブリックユースカジノ 出金手数料を組み合わせて活用していることが特長である。

プライベートユースカジノ 出金手数料では、データセンターに静岡大学専用のPRCC(プライベートユースカジノ 出金手数料コンピューティングセンター)を構築。「基幹システムのデータを置き、キャンパスとは10Gbpsの大容量光ケーブルで接続しています」と井上氏は説明する。

メール、認証、シンユースカジノ 出金手数料イアント制御、遠隔Webなど、学内で稼働していたサーバやスーパーコンピュータなどを、Sun Blade 6000ファミリに移行した。この結果、従来のサーバ室とその大型エアコンなどをすべて廃止できた。

一方パブリックユースカジノ 出金手数料では、PBCC(パブリックユースカジノ 出金手数料コンピューティングセンター)を設置。このセンターで、処理能力や情報セキュリティなど多くの項目について調査・検証を行い、ホームページやSNS、ブログ、研究用サーバなどは、世界中のユースカジノ 出金手数料サービスから最適なサービスを選択して使用できる仕組みを整えている。費用は1台のサーバにつき2,000~4,000円/月となり、従来の1/10~1/50以下のコストが実現可能となった。2013年までには研究室などに残っている学内のサーバ約500台をPBCCでの運用に移行したいと考えている。

パソコンのユースカジノ 出金手数料化

「パソコンもユースカジノ 出金手数料化しました。シンクライアント端末に置き換え、PRCCで集中制御しています」(井上氏)。

サン・マイクロシステムズ社のSun Rayを導入して、学内にある7,000台のパソコンのうち、1,200台をシンユースカジノ 出金手数料イアント化した。使用時間以外はシンユースカジノ 出金手数料イアントを完全に電源オフにして、年間総合電力を低減している。2013年までにシンユースカジノ 出金手数料イアントは2,000台にまで拡張したいと考えている。また、残りの5000台は省電力PCに随時移行していく。

ストレージのユースカジノ 出金手数料化

大学では、学内でのデータ移動があるし、学外での研究発表などの機会も多く、その手段としてUSBが利用されていた。だが、紛失が懸念されていた。「そこで、USBメモリーを使用しなくても、教職員全員のパソコン内のデータをすべて移行できる、いわばユースカジノ 出金手数料ストレージを整備しました」(井上氏)。

PRCCにHP製 X1600 NETWORK STORAGEを導入し、1人あたり10~80GBを割り当てている。これにより、静岡大学に一度でも在籍した教職員は退職、転勤後も続けて、ユースカジノ 出金手数料ストレージを利用でき、生涯を通じ、自身のデータを一元管理できる。

ユースカジノ 出金手数料時代のセキュリティ強化

通常、ユースカジノ 出金手数料導入における最も大きな課題がこのセキュリティである。重要なデータを雲の上に預けるのが怖いというのである。「これはIDとパスワードという記号だけでサーバに侵入できたり、データを閲覧できるからです。これを解決するために、生体認証を採用しました。これなら誰がアクセスしたかの証跡が確実に残ります」と井上氏は強調する。

生体認証として採用したのが「指静脈認証」である。「指紋のように偽造ができませんし、DNAよりもスピーディです。顔や音声よりも精度が優れています。考えられる最高の生体認証が指静脈認証でした」(井上氏)。

建物・研究室などの出入口に設置されている入退室「指静脈・ICカード認証装置」と、静岡大学の学内ユースカジノ 出金手数料システムへのログインに利用され始めている。学内のLDAPサーバと指静脈認証を連携しており、これは恐らく世界で初めての取り組みである。

近い将来教職員の出退勤管理、授業の出欠管理、証明書の自動発行などが簡単に自動化できるようになるとともに、なりすましや偽造の危険性のない、安全なユースカジノ 出金手数料を整備できる環境が整った。

「ただ、指静脈認証の唯一のネックが、リーダーがまだ高価ということです。全員のパソコンに割り当てるだけの予算がないため、現状一時的に指静脈認証自動パスワード発行機を用意しています」(井上氏)。指静脈を利用して1日のみ有効のパスワードを発行する装置である。このパスワードで部屋やシステムに入ることができる。

導入効果

ITコスト80%、電力90%、ユースカジノ 出金手数料漏えいリスク90%の削減

ITコストを野放しにしていた場合、2010年度からの4年間で総額28.9億円(7.2億円/年)の出費が予想された。しかし、ユースカジノ 出金手数料化により4年間で5.5億円(1.4億円/年)まで削減できる。約80%のITコスト削減である。

消費電力においては、2008年の場合2,330,656kWh(5,127万円)。これが2014年には228,000kWh(501万円)まで削減できると期待されている。90%ダウンの効果である。

シンクライアント化したこと、およびUSBメモリーの利用機会を最少にするストレージをユースカジノ 出金手数料化したことにより情報漏えいリスクを90%低減できたと、分析する。

静岡大学専用のデータセンターPRCCは震度7に耐えることが可能な強靱の構造であり、主要業務の継続や短時間の復旧など、大災害でも稼働継続可能な頑強なユースカジノ 出金手数料システムを実現できている。

今後の展望

他大学や企業のユースカジノ 出金手数料コンピューティング導入を支援する研究について

「省エネルギー、情報セキュリティ、ITコスト削減、BCP事業継続、BSAコンプライアンスの複合する課題をすべて解決する、理想のユースカジノ 出金手数料を実現します。予算もあって一気に完成というわけにはいきませんが、ビジョンはできています。ぶれずにゴールを目指します」と、井上氏は、現状のシステムに満足している。

そして、その目は既に他大学や自治体、企業などに向いている。ユースカジノ 出金手数料コンピューティングの導入を支援する組織の設立を図り、プライベートユースカジノ 出金手数料とパブリックユースカジノ 出金手数料の棲み分け、パブリックユースカジノ 出金手数料サービスの選定および運用支援を行っていく構想を練っている。

例えば、プライベートユースカジノ 出金手数料かパブリックユースカジノ 出金手数料かという判断がある。「生体認証まで行っていれば、基幹システムのデータもパブリックでいいと思われます。ただ、シンクライアントのような集中制御はプライベートでなければなりません。パブリックでは制御のサービスレベルが保証できないからです」(井上氏)。

同じパブリックユースカジノ 出金手数料でも、金額とCPU、メモリに目を奪われがちだが「どこにあるかも重要です。サービスの内容によっては応答性能とデータ転送速度も品質を左右します。このため、国内にデータセンターがあるベンダーがいい場合があり、静岡大学では複数のベンダーを利用しています。このような最適なシステムの設計を支援する組織ができれば、他の分野にも貢献できるはずです」と、井上氏は自論を展開する。

システム稼働後、静岡大学を訪問する大学関係者は絶えない。それら訪問者を迎えてシステム開発メンバーは、CTCが協力し実現した全学ユースカジノ 出金手数料システムをプレゼンテーションしている。

用語解説

シンユースカジノ 出金手数料イアント
エンドユーザーのユースカジノ 出金手数料イアント端末に最低限の機能しか持たせず、サーバ側で制御する仕組み。端末にHDDを持たないことから情報漏えいの危険性を削減できるとともに、運用管理コストも削減できる。

生体認証
指紋や静脈、声、顔、DNAなど生体ユースカジノ 出金手数料を利用して認証する技術。バイオメトリクス(biometrics)認証とも呼ばれる。

BCP
business continuity planの略。事業継続計画のこと。災害や事故などが発生しても、安定して事業が継続できるように策定される行動計画。地震や台風などの自然災害のみならず、テロや新型インフルエンザの脅威にも必要とされる。

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